税理士会研修@前橋市民文化会館
今日は前橋にて法人税と消費税の研修でした。
(会場の前橋市民文化会館)
講師は関東信越国税局の方でしたが、
消費税の研修の際、
「今は、消費税の還付申告には特によく精査をしている」
という旨のことをいっていました。
消費税の申告は、原則的には
お客さんから預かった消費税(売上げの消費税)から、
支払った消費税(仕入れや経費にかかる消費税)を差し引いた
差額を納税することになります。
もし、支払った消費税のほうが多い場合は還付になります。
通常は、設備投資があったときや輸出売上げが多い場合に還付となります。
昨今では、架空の国内仕入れと架空の輸出売上げをたてた
消費税還付詐欺が多いということです。
輸出する物品は、最終消費地が日本ではないため、
国内で支払った仕入れにかかる日本国の消費税は、
還付を受けることがでるのです。
この仕組みを使って、還付金を受け取ろうという詐欺が多いという話です。
虚偽の消費税の申告書数枚を税務署に提出するだけで
百万単位の税金還付を受けることもできます。
もし税務調査さえ入らなければですが。
国家を相手に詐欺を働くのですから
相当悪質ですよね。
よく言えば度胸があるというか。